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巨乳好きを世界に!!
■ すでにだいぶ認知はされてるわけですけれども ■

高志は平凡だった。

高志は特に誰よりも勝る点も劣る点もないタダのサラリーマン。普通に彼女を作り、普通に大学を出て、普通に就職した会社で普通に仕事をこなす。おそらく誰から見ても平均点以上も以下も評価を受けることはないだろう人間だ。


高志も平凡な人生を疎むのではなくむしろ歓迎していた。大学の頃付き合った彼女には平凡を理由に先日別れを告げられた。平凡な高志は追いすがるでもなく大声を出して喧嘩をするわけではなく相手の意見をよく聞き、納得しての別れだった。

相手からすれば別れ際も平凡で、半ばあきれながら離れていったのだろうけど高志には特に思い入れることは無かった。平凡な俺の人生に平凡に付き添うことができないのであれば別れは仕方ない。いたって自然な別れと受け取った。


高志は仕事でミスをした事が無い。だが功績を挙げたことも無い。与えられた仕事はごく普通にこなし、でしゃばるわけでもなく面倒くさがるわけでもなく仕事人としても平凡だ。

あるとき若手社員の待遇について同僚達が会社の上層部と揉めた事が合った。同期の社員に促され高志もその揉め事に巻き込まれた。上層部とは泥試合になり幾人か解雇される若手社員も出たほどだ。しかしその活動は実を結び一部社員に対する評価は大きく進展した。

しかし騒動が終わってみると高志は解雇されるわけでもなく大きな評価を得ることも無く、ただ以前と変わらぬ仕事をこなしているだけだった。高志にはソレが何よりの収穫だった。


そんな平凡な高志がである。


今高志は困ったことになっていた。何事も事を荒立てることなく自分のペースで生きていこうと決めて借りた部屋。汚く散らかってるわけでもなくドラマのようなファッショナブルな家具があるわけでもない。普通の部屋だ。

そこに雨にぬれた女子高生が居る。

おおよそすべてにおいて高志と共通点の無いだろう派手目な化粧をした女子高生が部屋に居るのだ。化粧をしなくとも十分きれいな年頃が無理やり化粧をしているその顔はあどけないが十分魅力的だ。

女子の方が中学くらいから急に色気だって今まで一緒に遊んでた女子とも疎遠になってしまった学生時代を思い出す。変な意地を張って女子と話すやつは仲間じゃない、というような男子の鉄の掟なんかもあった。勿論高志は掟は守っていたが。


女子高生はカヲリとだけ名乗った。

会社の帰り道、週末だったのだが特に誰と夜を過ごすわけでもなくレンタルビデオ屋で流行っているというドラマを借り、スーパーで晩御飯となる惣菜を買い込んで帰宅する途中にカヲリに会った。

雨が降っていて、カヲリは傘を差していなかった。ずぶぬれで街角にたたずむカヲリに高志は傘を差し出してしまった。今までに無い行動だ。なんであの時傘を差し出したのか。今でもわからない。

だが平凡な人生を歩んできた高志は雨にぬれたカヲリを傘に入れ、行くところが無いという彼女を部屋につれてきたことは不安でもあったが興奮さえしていた。性的な興奮ではなく思わず自分がとった行動に対して、だ。

平凡を否定するわけではないが今までの自分には起き得なかった事態を自らが招いた。人生が少し変わるのではないかという期待と不安だった。後悔はあまりしていなかった。


特に特徴の無いバスタオルで髪を拭きながら特に特徴の無い男物の服を着てカヲリはとつとつと身の上話を話し始めた。


彼女は18歳。高校三年生らしい。家出したわけではないが家には帰りたくないらしい。両親が離婚し、母方に引き取られたカヲリに高校一年生のときに新しい父親が現れた。

特に暴力とか差別とかそういう扱いは受けなかったがカヲリには新しい父親は受け入れられなかった。新しい父親は人格者で社会的にも立派な地位を持ったよくできた男だった。だからこそ、中学三年生まで育ててくれたごく普通の父親に慣れてきたカヲリには合わなかったのだろう。

カヲリはほとんど家に居ない生活になった。両親は決してむやみに起こることは無く、思春期という年頃と生活環境の変化の影響でそのうちもとの優しいカヲリに戻ってくれるだろうと再婚の後ろめたさも友だって理解を示してくれていた。

友達の家を渡り歩くだけでは限度があるので年上の男友達の家に住み着く生活になった。ソレも一人では無く複数だ。いまだ誰かと"付き合う"関係にはなっていない。ただそのときそのとき都合のいい男の家に泊まり、体を提供してきた。

一瞬だけ居場所を確保した気分になるから。

特に薬をやるわけではなく援助交際などもせず、ただただ普通の大学生や社会人と関係を持って一晩の寝場所を確保する生活だった。ソレが楽である社会人に結婚を迫られたこともあったがカヲリはソレを断った。


そんなリングが一瞬途切れ、行く宛てを失っていたときに高志と合ったのだ。


理想が高いわけでは無いが高志には他の男にはない何か惹かれることがあったのは確かだ。しかし実際にこうしてあってみるとまさに平凡でとりわけ特徴の無い男だ。後でこの男を説明するのになんと言えばいいのだろうか。目が二つ合って鼻があって口がある。その程度しか特徴が無いんじゃないの?と身の上を話しながらカヲリは相槌を打つ男を評価した。


話終わると高志とカヲリは惣菜を一緒に食べた。週末買い物にいかなくてすむように二日分買いだめしたのがよかった。借りてきたビデオを一緒に見た。カヲリもひとところに長く居ないせいか話題のドラマだったが見たことは無かったようで二人でわくわくしながら見た。

それらが終わると高志はカヲリに風呂を勧めた。カヲリは本当はご飯前に濡れた体を温めたかったのだがようやく風呂を貸してもらえる事に喜んで二つ返事で頂戴した。


カヲリが風呂を上がると高志が入った。その間にカヲリは使った食器を洗っておいた。なんか新婚みたいだ、と柄にも無い事を考えながら。平凡な家庭の平凡な主婦みたいで何かくすぐったかった。

高志は食器を洗ってくれたことに感謝し、そしてもう寝ようと言った。

平凡な高志の家にベッドは二つあるわけは無く、ちょっと大きめなベッドだったので二人で寝る事にした。高志とカヲリはお互い反対方向に体を向け、ひとつの掛け布団で床に就いた。


ただカヲリにはまだ仕事が残っていた。一宿一飯の例、もう義務のようにカヲリは高志に寄り添った。ただいつものように義務ではなく何かそうしたいという感情が伴っていたのは否定できない。それゆえ汚い自分を見せるようで逆に恥ずかしかったのだがその義務感のおかげで擦り寄ることができることに感謝もした。


しかし高志は寄り添うカヲリの肩をつかみ引き離した。カヲリには信じられないことだった。今までは逆に男のほうからこの賃金を要求してきてもおかしくないというのにこの男は断った。ご飯を食べながら彼女が今は居ないことは確認済みだ。だったらなぜ?


カヲリを引き離して半身を起こすと親指で壁にかかったグラビアのポスターを指差しながら高志は言った。

「貧乳は抱けない」




かっこよくね?

ストイックじゃね?

巨乳好きって言うのはこういうものですよ!!

どう見ても据え膳です、みたいな状況下にあっても巨乳に対する貞操は守りきる。こんな男が主人公でトレンディドラマとかあったら絶対巨乳好きって言ってる俺らの地位が向上すると思うんだよね。

前にも言いましたが半端な気持ちで巨乳好きを掲げてるんじゃないって事をわかってもらったら幸いですね。もう俺の会社のパソコンも「巨乳」「貧乳」って一発変換で出るよ?

さぁ巨乳好き諸君、胸を張って歩いていこうではないか!!





ごめん、仕事暇だったの。
【2006/04/07 16:30】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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